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デューデリジェンスDuediligence

AGS FASが提供する
デューデリジェンスについて 

AGS FASは、年間約130件の豊富なデューデリジェンス実績に基づき、小規模案件から上場企業、クロスボーダーM&Aまで、クライアントまたは財務アドバイザー(FA)とも連携しながら、ディール局面をワン・チームで支援します。財務・税務・ビジネス・法務・内部統制・ITシステム・環境・人事など、様々なスコープに合わせて、AGSグループおよび協力ファームの専門家をアサインして対応します。

意義・目的 Significance and purpose

DDは、対象企業の価値やシナジー、リスクを判断するために行われる調査手続きで、財務・税務のほか、法務労務(人事)、ビジネス、システム、環境など、多岐にわたります。M&Aにおいて失敗しがちなケースとして、「取引先だから」「昔からよく知っている会社だから」などを理由に、DDを実施しないままM&Aを実行し、グループ化後に思いもよらぬ純資産の毀損や簿外債務の存在などが発覚し、「こんなはずではなかった」と後悔するケースが散見します。このような落とし穴にはまらないようにするために、買収時にはDDは必ず実行すべきです。

特長Feature

豊富な実績に基づく
信頼性の高い調査を実施

AGSグループには、毎年350件以上のM&A支援実績があります。様々な業種・実態の案件から培った経験やノウハウを活かし、純資産額の把握や収益性の調査、スキームの見直しやクロージング条件への反映などにも寄与し得る調査を実施します。M&A実施後の影響を見据え、対象会社の雰囲気など、見えにくい情報の収集・報告も付随的に行います。

ワンストップでM&Aの業務を遂行 
社外エキスパートとも密接に連携 

デューデリジェンスは、正確性と同時にスピードが求められますが、複数の専門家が関与するため、多くの時間とコストが必要になります。AGS FASには、公認会計士、税理士が在籍し、弁護士や司法書士、ITベンダ、社会保険労務士との社外ネットワークがあるため、ワンストップで素早く、コストを抑えた対応が可能です。また、M&Aに精通するフィナンシャル・アドバイザリー経験のあるスタッフも在籍し、取引実現に向けた具体的な助言を提供します。

ご予算やご要望に合わせて
必要な調査だけ対応可能 

デューデリジェンスの業務は多岐にわたるため、予算面の心配があるかもしれません。AGS FASでは、固定報酬制を基本とし、予算の範囲内で調査範囲をカスタマイズできるため、安心してご利用いただけます。例えば、PL(損益計算書)に係るデューデリジェンスは自社で対応できるといった場合、必要となるサービスのみを切り出して提供可能です。

主なサービス内容Contents

財務・税務デューデリジェンス

DDの中でも、その柱となるのが財務DDと税務DDです。対象会社を税務と財務の両面から分析し、M&Aの障害になり得る項目の検証、価値算定に影響を及ぼす要素の洗い出し、将来的な会計・税務リスクの発見などを行います。財務DDでは、損益計算書に基づく損益構造や正常収益力の分析、貸借対照表に基づく重大な資産・負債の含み損益、偶発債務の有無などを検証します。税務DDでは、税務当局からの指摘事項なども調査します。

財務・税務デューデリジェンスの主な調査事項

■全般
・M&Aの目的を阻害する事項の確認
・管理体制の確認
・会計方針の確認

■純資産
・調査基準日の修正後純資産額の試算​
・重要な資産・負債の会計基準への準拠性の検証​
・重大な資産・負債の含み損益の把握(不動産鑑定評価を除く)​
・重大なオフバランス項目・偶発債務の有無の把握​
・事業に関連のない資産・負債の把握​
・運転資本推移・簡易CF分析

■収益性
・損益全体の過去の増減分析(5年~10年の長期の年次、直近3年の月次推移)​
・会社作成管理資料に基づく損益分析(事業別、プロジェクト別、商製品群別、相手先損益の分析等)​
・コスト構造分析(主要な費用の増減分析、及び内容の確認)​
・正常収益力の分析(非経常的損益・事業に関連のない関連当事者取引の調整等)​
・営業外損益・特別損益の増減分析

■税務(法人税)
・税務基礎環境の確認(社内体制・顧問税理士の関与状況・基礎的Q&A)​
・過去の税務調査の状況確認​
・課税所得・利益積立金の分析​
・オーナー関連取引、特別損益項目、非経常的損益等重要性の高い項目にかかる処理確認

※監査基準に従った監査手続を実施するわけではなく、監査意見を表明することを目的とするものではないため、​監査証明と同様の保証をあたえるものではありません。また粉飾決算等にかかる不正調査のような精査を実施するものではない点、ご留意ください。​

ビジネスデューデリジェンス

M&Aにおいては、ディール成立がゴールではなく、その後のシナジー創出、企業価値向上を目指すことが重要です。そのためには、開示事業計画(マネジメント・ケース)の蓋然性や買収後のPMIリスク、シナジーの有無・創出効果などを分析し、整理することが肝要です。​AGS FASでは、財務・税務DDと併せて、ビジネスDDも提供します。​

ご支援の範囲

ビジネスDDの提供範囲は、案件規模やDDの全体スケジュールなどを踏まえて、柔軟に対応します。

ITシステムデューデリジェンス

近年、企業活動のIT化が著しい中で、M&Aにおいても、IT関連リスクを把握する重要性が高まっています。追加のIT投資やコストが必要なのか、情報漏洩やセキュリティリスクはないか、システム統合を進める上での課題を事前に洗い出すことで、ディール成立後のシナジー創出、企業価値向上へと導くことが可能となります。

知財デューデリジェンス

企業価値に占める知的財産などの無形資産の比率が拡大する現代では、対象企業の知的財産活動についての検証が欠かせません。技術、デザイン、ブランドなど、企業価値の源泉となる法律関係を明らかにし、潜在的債務の顕在化リスクや、M&Aが与える無形資産への影響を調査します。

環境デューデリジェンス

土壌劣化、水質汚染、水源枯渇といった企業活動に伴う環境リスクや、製品またはサービスにおける生物学的、化学的、物理的な危険性を調査します。また、温室効果ガスの削減といった、気候変動に対する行動についても検証します。