AGS FASが提供する
PPAについて
PPA(Purchase Price Allocation:取得原価の配分)は、M&Aにおける被買収企業の資産・負債の受入価格を買収企業において確定する会計処理であり、現代のM&Aには必須の手続きとなっています。特に、買収時点の貸借対照表に既に計上されている資産や負債以外の、オフバランスとなっている、いわゆる無形資産の計上が重要となります。AGS FASでは、クライアントとの密な連携のもとに、会計監査人に合理的な説明ができるPPAサービスを提供します。
意義・目的 Significance and purpose

PPAは企業結合会計基準で求められるM&Aにおける必須の手続きです。財務諸表に表れない企業の超過収益力である「のれん」と、それ以外の無形資産を会計上で区別するために行われ、PPAを実施することにより、M&Aによって何をいくらで購入したかがB/S上に明らかにされ、買収目的が明瞭に表現されることとなります。PPAは、企業を買収してから1年以内に行わなければならず、その際には、被買収企業の無形資産も評価し、計上する必要があります。
特長Feature
財務・会計の両面から
経験豊かな専門家がサポート
会計監査人の厳格なレビューに対応するには、合理的な根拠に基づくPPAが必要です。会計面では、認識すべき資産や負債は網羅的に把握できているか、無形資産等の配分が適切か、のれんへの配分は過度でないか、などが問われます。財務的な側面では、M&Aに当たり巨額の借入を行っている場合には、コベナンツに抵触しないかに留意が必要です。AGS FASでは、経験豊かな専門家が、抜け漏れのない高品質なサービスを提供します。
PPAプロセスの全体を
ワンストップで支援可能
PPAは、財務会計と価値算定(バリュエーション)の両方の側面を持ちます。AGS FASでは、買収対象会社への情報収集から、PPAの方針・手続きについての買手側監査法人との協議、監査証拠の提出、評価報告書の作成まで、PPA全体のプロセスをワンストップで支援可能です。会計面では、クロージングから企業結合会計仕訳の記帳までのプロセス全体を通じて、会計論点のアドバイスを提供し、評価面では、主に無形資産移管するバリュエーションを実施し、評価報告書を提出します。
主なサービス内容Feature

PPA基本方針の策定支援
- 各種財務資料やデューデリジェンス報告書などの情報収集
- 経理担当者へのヒアリング
- 評価対象資産・負債のリストアップ
- 評価方法の選定
- 会計監査人との事前協議
資産負債の評価算定
- 無形資産の分析・識別
- 自社とのシナジー分析
- 企業価値の源泉分析
- 競争力の分析
- 選定した手法による時価評価
企業結合会計仕訳・記帳サポート
- 会計監査人対応
- 財務諸表への計上
- 税効果会計サポート
- 記帳支援